サイズ；28x16x11mm

アメリカで作られた人工ビスマスです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
詳しい製法は定かではありませんが、元素自体を人工的に作り出すというのは考えられ　
ないので、恐らくは自然蒼鉛やビスマスを含む鉱物から抽出した元素を集めて結晶化した
のだと思います。　結晶は連晶で立体的に入り組んだ、興味深い形状を示しています。　
右側の先端から銀白色〜金色〜銅色と色が変化していますが、これは表面が酸化した為で
銀白色が純粋な状態に近く、内部もその状態であると考えられます。　　　　　　　　　
人工的に作られた物ですので標本としては賛否両論あるでしょうが、自然蒼鉛の肉眼的な
結晶標本などまずお目にかかれません。　こうした鉱物については参考資料的に、または
ちょっとした置き物程度に飾っておいても良いのでは、と思います。